成城古典芸能協会第一回公演終わる





 二〇〇六年から家元先生の母校である成城大学にて展開されていた「成城学びの森」と称した生涯学習支援事業が今年で創設十周年の節目の年を迎え、家元を始めとした成城学園・成城大学ご出身の方々により「一般社団法人成城古典芸能協会」が設立の運びとなりました。そして去る九月十三日に、その古典芸能協会第一回公演が成城大学構内の澤柳記念講堂にて賑々しく行われました。
 今年の九月は梅雨かと勘違いしてしまいそうな雨天続きの日が続き、当日も生憎の天気ではあったのですが、開場前から長蛇の列が出来、沢山の観客がお見えになりました。
 公演は芸能協会設立メンバーとなった四人のお能・長唄・日本舞踊の先生方による座談会に始まり、杵家弥七社中の地方による日本舞踊『鶴亀』、長唄『勝三郎連獅子』、最後は能『鶴亀』でお開きとなりました。今後学校教育における日本の伝統文化を教える時間はより一層削られる方針に決まっており、危機感を感じた先生方によりこのたびの協会設立・公演の運びとなったそうです。演奏はどれも素晴らしく、先生方のご尽力に頭が下がる思いがしました。我々も失われつつある日本の文化を残すために何ができるか、考えされられる公演でした。

 弥容之

 
 
 
 




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