釜石支所演奏会報告



稽古中に「熊が出ました。注意してください」と市の放送が街に流れます。
演奏会も近くなり、挨拶とお願いに親戚、知人、学校、役所を廻ります。でも「長唄って何ス。」「オラ聞いても分んスか?」との返事に、とにかく来てください!
五年毎の演奏会も四回目を迎え、支所認定第一号の釜石支所設立二十周年記念として、十一月十八日、家元御一家の出演を戴き開催いたしました。演奏も佳境に入り、勧進帳のお話が舞台では厳しい家元から、柔和でとても判り易い説明に、会場の皆様も笑ったり、なるほどと、幕内に控えていた私たちも、ああそうかと勉強不足を恥じました。そして最後の緞帳が降り、今までにない万雷の拍手に皆の胸が熱くなるのを感じました。初めて聞かれた方々からも「よかったね、感動しました。」と言われ、街に出ても「すごいね」とお褒めの言葉を頂き、三歳から八十一歳の出演者はちょっとしたスター(タレントかな)気分です。
諸雑用に疲れ、もうトシだから今回だけ、と言っていたご長老?も、舞台を終えると、全然ドキドキしなかった、次回は何の曲にしようか・・・・・・です。
”邯鄲の歩に学ぶ”西洋の音楽も素晴しい、同時に自国の文化を忘れてはいけない。
演奏会の余いんは心地よく残り、脳裏は始めから終わりまで繰返しています。これからも長唄に精進いたし、次世代に伝える努力をします。

家元ファミリーをお迎えして。




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