第50回弥しゃご会




 七月二十(日)東京証券会館ホールに於いて第五十回弥しゃご会が開催されました。長引く梅雨の影響でお天気が心配されましたが、閉幕までは降らずに我慢してくれました。
 今回は、弥葉音会  曲、弥延次社中、弥江宏社中(名披露目)の全  曲の演奏がありました。また、弥葉音会の弥恵澄さんが過日九十歳を迎えられたということで、「八島落官女」の演奏後、舞台上で家元先生より花束が贈られました。

(Y)

 その幕の内側、赤い毛せんの中程に私は三味線を構えている。お家元先生、弥江宏先生と私の尊敬する先生方とご一緒に。
 いつもは正面から見上げる舞台に自分が居る。此の様な、私にとっては逆さまの景色を経験する日の来ることを、どうして想像できたでしょう。
 やがて、五郎時致の幕は開きます。勿論の緊張!私の心臓はとっくに口から飛び出してしまった様です。
 十年前、若い頃に少しかじった三味線を再び始めました。弥江宏先生の真綿に包んで、ぐいぐい引っ張る絶妙なご指導の下、杵家のお名前まで頂くことができました。
 弥しゃご会のお話を頂いた時には大変尻込んだのですが、合わせ稽古やリハーサルと重なる毎に、与えられた機会の大きさを実感して参りました。
 難しいことは楽しく、その難しいことのあるのは倖せなことと、思い信じます。
 ご協力下さいました先生方の素敵な笑顔やお優しいお言葉が今も心に響いております。

弥江宏社中 弥寿江




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