日本音楽体験学習B「三味線」
芝浦工業大学中学高等学校





嶋津 敏

 学習指導要領の改訂に伴い、今年度から中学校全学年の音楽科の授業で日本音楽
(一年:和太鼓、二年:長唄、三年:三味線)を取り入れることになりました。国際社会に生きる日本人として我が国や郷土の伝統音楽に対する理解を深めてもらいたいと考えております。
 そこで、六月十二日(火)と二十六日(火)の二日間にわたって、杵家弥佑先生を講師に、お弟子さんの弥七東生先生、弥佳清先生、七毬先生、七花先生、七可鷺先生の五人の先生方を助手としてお招きして、日本音楽体験学習B「三味線」を行いました。
 本校は土足で教室に入るため、各自が用意してきたバスタオルを音楽室の床に敷いて、そこに正座をしました。授業が始まって五分後には顔を歪めたり、体を捩りながら唸り声を出したりする生徒もいましたが、ほとんどの生徒が足のしびれていることを忘れるくらい真剣な表情で集中して取り組み、三味線を一生懸命に演奏していました。授業後に「初めての三味線」について聞いたところ、「おもしろかった」「楽しかった」「意外と簡単だった」「正座が苦しかった」など、いろいろな感想がありました。
 どんなに教科書を読んでも、写真や映像を見ても、音楽の本当のおもしろさや楽しさはわかりません。今回、弥佑先生をはじめ、多くの先生方のあたたかく細やかな指導を受け、実際に本物の楽器や音に触れ、大切な伝統的作法を知り、「さくら」を演奏できるようにしていただきました。たった二時間という短い時間で、とても多くのことを学ぶことができたと思います。九月になると、彼らは二週間の海外教育旅行に行きます。アメリカへ行って、今回体験した日本の文化や伝統音楽について、ほんの一部ですが胸を張って伝えることができるようになったと思います。(英語で話せるかは彼ら次第ですが・・・。)二日間にわたって、精力的にお教えくださいましたこと、三味線アンサンブルで本校の「校歌」を演奏してくださいましたことに、心より感謝申し上げます。




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