長唄体験授業
東京農業大学第一高等学校中等部





中学校長唄体験授業を終えて

 去る9月3日と4日の2日間にかけて、東京農業大学第一高等学校中等部の2年生全員に弥佑先生が長唄及び三味線の授業を行うとのことで、そのお手伝いに参加させて頂きました。
 1クラス平均38人・5クラス分を2日間に分けて授業を行いました。朝一番、弥佑先生の車いっぱいに積み込んだ三味線約40丁を運び出し、学校の音楽室へ運び込むことから始まりました。その後は三味線をほどいて一つ一つ調弦。いきなりの重労働でしたが三味線40丁がズラーと並んだ様はなかなか壮観でありました。
 授業はまず三味線の歴史、本物の猫の全身の皮を見せて何故この皮を使うに至ったのかなどを説明した後、長唄の授業に入りました。唄の課題は『勧進帳』の冒頭。「旅の衣は篠懸の旅の衣は篠懸の露けき袖やしをるらん」を皆で音読した後、長唄っぽく唄うことに挑戦しました。唄の後はいよいよ三味線です。弥佑先生が丁寧に撥の持ち方や腕の下ろし方等を説明されるのですが、撥をピックのように使って弦を弾いてしまう生徒さんがほとんどで、皮を叩いて弾く、という感覚を教えるのは難しいことを思い知りました。
 あっという間の2日間でしたが、ピアノには触ったことがあるが三味線には触れたことがない人がほとんどの現代。日本の伝統芸能に慣れ親しむきっかけになってくれたらいいなと思いました。

弥容之

鑑賞曲「元禄花見踊」




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