出張授業
松戸市立松戸高等学校



平成26年(2014)12月3日〜5日実施
担当講師:弥佑
高校3年生対象 長唄・三味線体験

 

 今回、市立松戸高校の邦楽体験講座に、助手見習いで参加させていただきました。大人数の高校生に接するのは、教育実習以来ですから、なんと!数えるのも恐ろしいほぼ30年振り。超のつく新米は、校舎を前にしただけで緊張感が湧き上がりました。
 さて、それでは、講習のスタートです。
 生徒さんは、教室に入ってきて、名札の置かれた各自の“席”につきますが、床に座るわけで、なんとなく居心地悪そうです。ひざを折るところまでは、何も考えなくてもできるものの、いざお尻をのせてみると「これでいいのか?」な違和感があるようです。そして、そして、実際に三味線をひざにのせ、撥を持ち、実際に音を出してみる頃には「もう我慢の限界!」だったようで、三味線に覆い被さるように背中を丸め、脚の痛みに耐え、『やる気はあるのです』な後ろ姿には、そこまでしなくてもいいよ!と言ってあげたくなりそうでした。
 その後、休み時間になってからのことですが、声をかけてみると復習をしたい生徒さんも多く、また、授業再開後には、数センチの幅の中の3本の糸のうち、狙いの糸に当てられる人が、予想以上に多いことにとても驚きました。と、生徒さんのことばかり書いてしまいましたが、今回の講習に参加させていただき、正しい姿勢を保つこと、正しい所作で三味線を弾くこと、それを初めて三味線に触れる方にどのように伝えていったらよいのか、を考えるきっかけになりました。本当にありがとうございました。これからも稽古に精進していきたいと思います。
 最近は、観光で来日する外国人客も『和もの』の体験をリクエストすることも多く、和服の着付け、歌舞伎や相撲を観ることなどなど、現代の日本人がなかなかしないような体験をして母国に帰っていきます。やはり本家の日本人にも、特別な体験コースではなく、日々の生活から『和』の文化に触れる機会が増えていくことを願い、その一助に参加できるようになりたいと思っています。

弥浩佐




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