渋谷区立中学校フレンドリーコンサート報告



 平成27年(2015)10月8日実施
担当講師:弥佑
中学3年生対象 三味線体験

 

渋谷区立鉢山中学校音楽経論
大森みゆき

 「来年は、何か自分たちにしかできないような新たな発表に挑戦してみたい!」、この言葉は彼らが2年生のとき、来年参加する渋谷区立中学校フレンドリーコンサートにどのような形で発表したいか聞いたときの反応でした。楽器演奏を望んだこともあり、和楽器という選択肢を投げかけたところ、「難しそうだけれどやってみたい。いつから始められるの?」と練習開始を緊張しながらも楽しみにしていました。そこで中学校音楽研究部の和楽器研修でご指導いただいた弥佑先生にご相談し、演奏曲等のアドバイスを受け、6月から練習をサポートしていただくことになりました。学習発表会の合唱指導と共に、三味線練習をどう進めていくか弥佑先生と共に細かく組み立て計画いたしました。挑戦する「花見踊り」の曲を本当に計画通り進められるのか、正直なところ不安でした。練習が始まり、「先生、小指が痛いです」「打つ糸ばかり気になって勘所まで見られません」等生徒の反応は様々でした。しかし、正しい奏法を理解し基礎練習を繰り返していくと、徐々に楽譜を目で追いながら手が動くようになっていき、「今日はここまでできるようになった!」と他の生徒に誇らしげに話す姿が見られるようになりました。このようになると、生徒たちの力がグ〜ンと自然に伸びていきます。「テレンツ ツルドツ ツンツン」や「テレテツテン」を練習してみようと言うと、何ページの何段目等と言わなくても唱歌で通じるようになり、常に唱歌で指導することの大切さを私自身も強く感じることができました。
 本番1か月前になると、入場から退場までのながれの練習にも何度もご指導いただき、生徒が自信をもって舞台に立てるようにしてくださいました。10月8日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて行われたフレンドリーコンサートでは、三味線や調弦等のサポートもしていただき、たくさんの保護者や他校生徒が見守る中、20名の生徒たちは互いの息を合わせながら、心の中で唱歌を歌いながら無事演奏することができました。「すごく緊張したけれど、気持ちよかった」「やりきれてよかった」「一つプレッシャーを乗り越えられた」等、生徒たちが満足気に話す様子や表情を見て、数か月生徒たちの力を信じて取り組んできてよかったと感じました。夏休み等含めて、弥佑先生、陽子先生、弥容之先生には何度も本校に足を運んでいただき、ご指導いただきました。改めて心より感謝申し上げます。来年度の生徒たちがどのような取り組みになるかはわかりませんが、さらに伝統音楽の授業を継続して計画し身近な音楽と感じてもらえるよう努力していきたいと思っています。

 
 




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