平成23年度夏期講習会終わる




夏期講習に参加して

 今年の夏期講習は十五名とこじんまりした人数で始まりました。これも三月の東北地方の震災の影響で東北支部の方々の参加が無かったせいかと思われます。私は今回二度目の参加ですが、二年前初めて講習会に出たときにお会いした東北支部の方々のお顔が思い浮かび、果たして皆さんお元気でいらっしゃるのかしらと思いながら講習会が始まりました。
 私にとって夏期講習会は特別な位置を占めています。私は、ほとんど地球の裏側から今回の講習会に参加しています。住んでいるアメリカのバージニア州(ワシントンDCの郊外)には先生もいらっしゃらず、今はシアトルの弥七蝶先生とスカイプを通してのお稽古をしています。毎週、先生と向かい合ってのお稽古の機会がなかなか無い私は、この三日間のお稽古はとても貴重な時間でした。

 最初にテテテンと始まる一日ですが、今年は予習をしてゆこうと思いつつ、出発前の忙しさにまぎれて、何の予習もなしに始まりました。が、一日目は思ったより楽に弾けて自分でも不思議に思っていたところ、なんと二日目からは日が経つにつれ腕が痛くなり、三日目は腕も、また足も痛くなってしまいました。特に三日目の追廻は二十分続けて弾くことになり、これにはお手上げで本手はまだ何とか弾けても、替手となるともうギブアップです。

 今回は三味線の組み立て方、糸の替え方、張り方など等、お家元から詳しい講習があり、三味線に対する自分の知識の無さを実感してしまいました。

 今年の曲の供奴は入門まもなく習う曲ですが、家元先生によるお囃子との関係、のりの細かい説明を聞いていると、今まで考えなしで弾いていた事を反省し、次にはこのことを頭に入れながら弾くとずっと上手に弾けるかと実は大いに期待しています。

 弥佑先生の講習は供奴の歌詞の説明、掛詞、又その時代の背景、等等、説明されて初めて気がつくこと多々あり、万年学生気分の私はすっかりお話に聞き入ってしまいました。

 三日間に亘る講習会も無事終わり、諸先輩方、師範の皆さんと一緒に参加しているだけで、皆様の熱意が伝わってきます。そのエネルギーを一杯いただいて帰ることが出来る事も私にとってはもう一つのお土産になります。

 講習会中、家元先生はとてもお元気の様子で、去年大病をなさった方とはとても思えなく、これからますますご活躍されることをお祈りしています

アメリカ在住 弥俊音

演奏会の出来は楽屋での調整で8割方が決まり




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