家元・弥佑師講習会「五郎時致」 終わる




初めて講習会に参加して

 杵家弥江宏の娘の河澄紗羅と申します。去る2017年4月29日、杵家会館にて実施されました講習会に初めて参加させていただきました。
 今回の講習会のテーマは「五郎時致」で、家元先生が三味線を、弥佑先生が唄をそれぞれ解説してくださりました。私は母に手ほどきを受け、大学時代にはお茶の水女子大学で長唄研究会を立ち上げ、学生長唄連盟の演奏会で「五郎」を演奏したこともありましたが、唄い出しの位置や三味線の弾き始める箇所がわかりにくいといった印象を抱いていました。そのため、講習会では特に難しいと思っていた冒頭の「置」を中心に、三味線と唄がお互いに節の受け渡しをしていることを要所々々丁寧に教わり、大変勉強になりました。また、無意識に弾いているとつい締めてしまいそうになる「序」の「チチチリチツツツン、テツツンシャン」の部分は浄瑠璃と外記節のみ締めると教えていただき、邦楽に関する正しい知識を持って演奏することの大切さを実感しました。
 限られた講習会の時間内では、家元先生も弥佑先生も「五郎」の全てを解説することは難しく、次回の講習会で続きをお話しいただけるようでしたので、ぜひ次回も参加させていただきたいと思いました。改めまして、丁寧なご指導を賜り、ありがとうございました。




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