粟谷明生能楽講習会終わる





 喜多流・粟谷明生師による能楽講習会が、杵家会館で行われると聞き、参加しました。私は今まで歌舞伎は数多く見てきましたが、お能の会はあまり機会に恵まれませんでした。たまたま去る三月三日に、弥代輝(中村)さん、弥左洋(福田)さんとご一緒に国立能楽堂で、粟谷師の『俊成忠度』と『舟弁慶』を鑑賞する機会があり、師のお話を直接伺いたいと出席した次第です。
 講習は始めに約一時間、能楽の音階、発声法、楽器(お囃子)、姿勢(例えば扇子の持ち方)等について、長唄と比較しながらご説明頂き、その後に謡曲『高砂』を教えて頂きました。譜面はタテ譜で、記号は初心者には分かり難い感じでしたが、お稽古はあくまで口写しで、覚えてから記号の意味が頭に入ってくるという説明は納得出来ました。
 休憩を挟んで後半の約一時間は、謡曲『船弁慶』(一部)のお稽古と、“本日のハイライト”能面の試着です。能面は高価な文化財で、まずその取り扱い方を教えて頂き、出席者全員が能面を着けて写真を撮り合いました。このような体験は滅多に無いことで、互いに照れ笑いしながら楽しみました。この折のスナップ写真は、スマートフォンでも見て頂けます。URLは、http://miura.sub.jp/Awaya-Nohです。ご笑覧下さい。
 粟谷明生師は、大学の講師を歴任されてお話が上手な上に、資料・映像・謡のお稽古等の準備が周到で、受講者を飽きさせずに二時間の充実した講座をまとめて下さいました。この場を借りて一同に代わり、心からお礼申し上げます。

本部・弥東弘

粟谷明生師

家元(右)と弥佑師(左)




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