家元・弥佑師講習会「五郎時致(続編)」終わる





 五月六日、家元先生と弥佑先生の「五郎時致」のご講義を拝聴いたしました。今回、初めての受講で、忘れ物が無いようにすべきところ、先ず膝ゴムを忘れ、それから肝心な譜面も忘れました。ご講義の始めの頃は、弥七陽先輩の譜面を見せていただいていたのですが、それを見かねてか、途中から陽子先生が譜面を貸して下さいました。ご迷惑おかけしてしまいましたこと、お詫びいたします。その他については、かをる先生がいつものように、色々ご面倒を見て下さいました。申し訳なく思うのと同時に、私は、優しい方々に囲まれて良かったなあとも思います。
 さて、「五郎時致」ですが、ご講義の約一ヶ月前、四月八日に名取試験があり、その時の試験曲が「五郎時致」でした。試験までの間、かをる先生にお三味線を習っていたのですが、何回目かのお稽古で、かをる先生から弥佑先生に唄を教わりなさいと言われ、弥佑先生に唄を教えていただくことになりました。その際、長唄は長唄というだけあって、唄が肝心要であることを学びましたが、今回のご講義で、家元先生も唄が重要であると仰っていました。三味線を弾く時は、唄がとっている間をきちんと聞くこと。三味線弾きとは唄の伴奏をすることなので、唄をきちんと聞けない人は三味線弾きではない、とまで仰っていました。今迄、どちらかというと、唄をそこまで重要なものだと思っていなかったので、反省しなければいけないなと思いました。その唄ですが、「五郎時致」一曲だけでも実に奥が深く、今回のご講義だけでは、到底身に付けられるようなものではありません。どのくらい時間がかかるか分かりませんが、唄もお囃子の五つ頭も分かる三味線弾きになりたいと思いました。

弥七薫

 
 
 




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