喜三久先生講習会「操三番叟」





喜三久先生講習会に参加して

 杵家会五〇周年記念演奏会ツボ合わせの為、久々に訪日し、幸いにも喜三久先生の講習会に参加させて頂く機会に恵まれました。
 今まで会報でのみ知り得る様々な講習会を羨ましく思い、「日本に居たらな・・・」と思っていましたが、今回その無念さを一掃し、全身耳にして聞き入っていました。
 いわゆる三番叟には二十四種類の曲がある(?)三×八は二十四(笑)との談。本当に二十四曲あったそうな。三番叟に必ず入っている、翁送り、モミ出し、鈴の段等、鼓にお口と足で拍子を取り、まさに全身で各流派の違いを実演して下さいました。
 古典にはあまり無い変拍子7/8、6/8の話を面白く解りやすく解説して下さいました。堅田、望月、藤舎の7/8の拍子に、「アカサカミツケ」と取り、田中、仙波の6/8には「タカダノババ」と取る。一、二、三では数えられない早間をこの様に言い変える事の出来る日本語のゴロ合わせの良さ、面白く興味深く感じました。因みに田中、仙波の6/8拍子が一番正しい伝統とされている事も勉強しました。
 喜三久先生が最近出された、お囃子だらけのCDを購入し、アメリカへ帰りましたら、それを聞き乍ら三味線と合わせられたらどんなに楽しいかと今からワクワクしています。
 思いがけない大収穫の訪日となり、感謝一杯の一日でした。

アメリカ支部 弥七蝶




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