佐吉先生「五月雨」講習会終わる





 皆様はゴールデンウィークをどの様に過ごされましたか。丁度連休の始まったはかりの五月一日「杵屋佐吉師」を招いての「五月雨」の講習会がありました。参加者は十数名でしたが、ただお話を聞くと云うのではなく、私達自身も三味線を持って、御一緒に弾かせて戴きながらの講習でしたので、しっかりと学ぶ事が出来ました。一曲をこまかく区切りながら、曲の流れ、ノリの作り方、唄と唄の間の短い合の手の扱いが次の曲節の、ノリを、作って行く事など。そして季節は丁度五月、曲中の紺、紫、緑と云った視覚の世界。又、春のおぼろの中で聞く夕暮れの鐘の音、袂をくぐるつばめの羽音、筆の音と云った聴覚の世界、そして曲の初めの五月雨の降る様は暗くならないように、バチを切る様にして弾く事など、本当に参考になるお話ばかりでした。又今まで門外に出した事のない、四世杵屋佐吉作曲の前奏および後奏を譜にしてくださり御一緒に弾かせてもらいました。
 そして今日参加した人は得をしましたよと笑いながらのお話しでした。
 最後に御子息「佐喜氏」も加わり、弥佑先生、弥寿治さん達による模範演奏もあって、楽しい一日でした。

弥 萩

講師:杵屋佐吉師

「五月雨」模範演奏

佐吉師・佐喜師を囲んで




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