義丸先生講習会報告






 今日は晴れの特異日とされる文化の日、義丸先生の唄の講習会があります。会館の手前の坂をハーハー登ってきた私は、代官山の方からお一人で歩いて来られる先生をお見かけし、あゝお元気だ!と、何かほっとする気持ちになりました。
 今日の曲は「お七吉三」です。この曲は私も何度か先生にお稽古をして戴き、弥しゃご会にも出させてもらった曲なのですが、今迄なにげなく音や間だけを気にして唄っていた所でも、曲の内容をしっかり表現するためには、言葉一つ一つを意識して唄わなければいけないのだと改めて思いました。
 この曲の中に「秋の風」と「春風」と二つの風が出て来るのですが、秋の風の所で先生は、ここは切ってはいけないと云われました。確かにスーと流れていく澄んだ感じのやゝ冷たい秋の風と、春風のやわらかい包み込む様な風とは、唄う時に気持をそこへ持っていかなければ聞く人にそれが伝わらないと思います。
 どの曲にもその後に長い歴史と物語があってそれを短い演奏時間の中で少しでも表現するためには、いろいろな事をしっかり勉強しておく事が必要だなあとつくづく思いました。

本部・弥萩

 
 
 




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