義丸先生講習会「寒山拾得」






 十一月二日(金)十三時より、義丸先生の講習会が行われました。前回は「お七吉三」の講習でしたので、今回は「寒山拾得」を講習して頂きました。この二曲は、坪内逍遥博士が、井原西鶴の『好色五人女』に材をとり、また雪舟の墨絵の枯淡な『寒山拾得』と、師宣の浮世絵の華麗な『お七吉三』との対照の妙を狙って歌詞を作り、作曲者の四代目吉住小三郎(慈恭)・三代目杵屋六四郎(稀音家浄観)がその意を汲み、明治四十四年九月に文芸協会試演会であわせて上演されました。
 曲の始めの「ここに寒巌に居して〜」、はヒカエも何もなく唄から出ることになっているとのお話や、「伯牙断絃」の故事の意味、問答の「山々は」「渓々は」「月影は」の切り方を変えるように唄うなど、細かく教えていただき有意義な二時間の講習会でした。




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