杵家会都内親睦バスツアー





来年の演奏会を控えて、皆様に余りご負担を掛けない様にと、家元先生からの御忠告も有り、それではと、日帰りツアーを企画致しました。
通勤ラッシュにも関わらず、8時45分の集合時間には、44名全員バスに乗り込みました。七媼先生の名ガイドでスタートです。
まずは、三味線寺で知られている大信寺。続けて泉岳寺。このお寺はご存じ「忠臣蔵」の赤穂浪士のお墓があります。どなたにも平等に少しづつお線香をあげました。
その後、少し慌ただしかったのですが、浜離宮庭園へ行きました。「常磐の庭」のモデルになったお庭という事は、家元先生の説明を聞くまで、すっかり忘れていました。散策しながら「音締めも高き高輪に・・・」と、唄の歌詞が頭を巡ります。ただとても暑かったので、もう少し時期の良い時に、ゆったり歩いてみたいと思いました。
日の出桟橋から、水上バスに乗りました。海風が心地良く身体を包みます。隅田川を上って、浅草「吾妻橋」まで、約40分です。川の両岸は昔の面影はありませんが、次々にかかる橋の中には、私たちの良く耳にする「永代橋」「柳橋」等、数多くあります。江戸時代にはきっと船頭さんが櫓を漕いで、上り下りをした事でしょう。シャラリシャラリシャン、シャラリシャラリシャンという音色が聞こえてきそうです。
昼食は勿論、どじょう。鰻の方もいます。皆でワイワイとおしゃべりしながら、ゆったりした時間を過ごしました。
午後は、今ではすっかり様変わりしてしまった、吉原通いの人々の通った馬道をバスで通り、吉原の町を中から眺め、そのまま不母寺へ。謡曲「隅田川」でお馴染みの梅若塚があります。我が子の「梅若」を想って狂ってしまった母親の気持を、しばし思いやってしまいました。
七福神の中の弁財天と、布袋専の奉られている長命寺と弘福寺に寄り、桜餅をお土産に、言問団子でティータイムです。
最後に訪れたのは、東京江戸博物館です。蔵前国技館の傍らの建物で、東京ドーム2倍以上の立派な博物館です。ここでは自由に自分達の好きな場所や、江戸情緒に浸った時を過ごしました。私は、江戸時代の大名屋敷や、長屋等大好きで、見飽きる事はありません。
ちょっと欲張った、盛り沢山の計画だったのかな・・・と反省もしていますが、皆様とてもお元気に楽しんでいただけた様で、東京駅でお別れする時は、「又計画して下さいね」と多くの方に言っていただけた事が、嬉しく、心に残っています。長唄にどっぷり浸っている私達ですから、これからも、長唄に所縁のある場所を訪ねる機会を、考えてみようと思っています。ご協力ありがとうございました。

弥佳清

吾妻橋にて




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